昨日3月11日で、東日本大震災から10年が経ちました。
テレビをつけると、当時の映像や被災された方の現状などが流れていました。
多くの方が命を落とし、ご苦労をされた災害であったことを、
思い起こしました。
何でこんな悲惨な事が起こってしまうんだろうか、
と思うけれども、
本願寺の三代目覚如上人は、
「死の縁は無量である。
病に冒され死ぬ者もあり、剣に切られて死ぬ者もあり、
水に溺れて死ぬ者もあり、火に焼けて死ぬ者もあり、
乃至、寝ているうちに死ぬ者もあり、酒に狂って死ぬ者もある。」
と仰っている。
これが私たちの本来の姿なのでしょう。
私たちは生きている事が当たり前と考えて
日々を送ってはいないでしょうか。
震災から10年ということで、
改めて、今生きている事の有り難さを考えさせてもらいました。
合掌
副住職