十二月の掲示板

十二月の掲示板の法語は、
「ご恩と 響く 除夜の鐘」
です。
字を見てお分かりの通り、
今月は私が書いた法語ではありません。
大阪真宗協和会から配布してもらった法語を掲示しました。

駄洒落ですかね笑。
しかし、除夜の鐘の音を聞いて、
「今年一年色々あったけれども、色んな方にお世話になって、
お陰さまで、生きさせてもらったなぁ」
と味わう事が出来れば、とても幸せなことでしょうね。

本願寺の八代目蓮如上人は最晩年に
鶯が「ホーホケキョ」と鳴くのを聞いて、
「鶯でさえ、法を聴け法を聴けと鳴くのだ、
人間の私たちが仏法を聴かないのは嘆かわしいことだ」
と仰ったというエピソードが伝わっています。

仏事を通して、仏法を味わう事も有り難い事ですが、
日常の何気ないところから仏法を味わうのも、有り難い事ですね。

副住職

2020年12月13日