今年は「蝉が少ない」と聞きますが、
私の直感では「そんなことはありません」
今朝も蝉の声で目が覚めました。
蝉と言いますとお経の中に
「蟪蛄は春秋を識らず。
この虫あに朱陽の節を知らんや」
という言葉があります。
「蝉は春と秋を知らない。
その蝉がどうして夏を知っていようか。」
という意味です。
春と秋(と冬)があるから
夏だと分かるんですよね。
春も秋も知らなければ、
夏ということも分かりません。
私たちが今生きている世界も
実は「夏」なのかもしれませんね。
写真は、公園で見つけた蝉の抜け殻です。
虫の苦手な方、すみません。
副住職